米Amazon Web Servicesは、Webおよびモバイルアプリケーションのフロントエンドおよびバックエンドの開発を簡素化するビジュアルインターフェイスである「Amplify Studio」の一般提供を、4月21日(現地時間)に開始した。
Amplify Studioは、ユーザー認証、リアルタイムデータ、AI/機械学習、ファイルストレージといったバックエンドのユースケースをサポートするAWSサービスのさまざまな設定を容易にするAWS Amplifyにおいて、フロントエンドのアプリケーションを迅速かつ容易に開発するためビジュアルインターフェイス。
フロントエンド開発者は、Amplify Studioを使用することで、アプリケーション用にあらかじめ構築されたカスタムリッチユーザーインターフェイスコンポーネントで作業できるようになる。また、バックエンド開発者による、アプリケーションのバックエンドサービスの開発と構成にも対応している。
ポイント&クリックによるビジュアル環境を使用して、ビルド済みカスタムUIコンポーネントのライブラリから、ユーザーインターフェイスを迅速かつ簡単に作成可能で、コンポーネントはテーマ化できるので、デフォルトのテーマを上書きして独自または企業のスタイルガイドにあわせたコンポーネントのカスタマイズを可能にする。また、コンポーネントはクラウドやAWSの専門知識がなくても、バックエンドサービスにバインドできる。
さらに、Amplify Studioから、AmplifyのフルマネージドCI/CDおよびスケーラブルなWebアプリ向けのホスティングサービスであるAWS Amplifyホスティングサービスを利用することも可能で、Gitリポジトリを組み込みの継続的インテグレーションおよびデプロイワークフローに接続するだけで、設定の必要なくアプリケーションをデプロイできる。
なお、デプロイアーティファクトは、 AWSクラウド開発キット(AWS CDK)といったツールへのエクスポートにも対応しており、Amplify Studioで直接利用できない他のAWSサービスのサポートを簡単に追加することが可能で、Amplify Studioで作成されたすべてのアーティファクトは選択したIDEで編集するためのコードとしてエクスポートできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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