米Cloudflareは、オープンソースプロジェクトであるDenoおよびNode.jsの中核を担う協賛企業各社と協力して、3大JavaScript環境を統合する計画を5月11日に発表した。
同計画では、柔軟性と選択肢がある開発環境を提供するとともに、未来のエッジコンピューティングの標準を策定し、ある環境で開発されたコードが他の環境でも動作することを目指しており、NearFormやVercelといった主要な企業と協力して、既存の標準化団体内で活動する新しいコミュニティグループ、Web-interoperable Runtimes Community Group(WinterCG)が創設されている。
同グループは、3大JavaScript環境であるCloudflare、Deno、Node.jsのAPIがサーバ上でどのように動作するかを定義し、ランタイム間の相互運用性を向上させることを目標に掲げており、API標準によってランタイム間でコミュニティから提供されるツールや統合を簡単に活用でき、作業に最適なツールを使用することが可能になる。
また、プラットフォーム特有のニュアンスや異なるプラットフォームを学ぶ必要性がなくなり、機能性に焦点を当てることでよりよいコードの提供が実現される。
さらに、アプリケーションのニーズが時間とともに進化と変化を重ねても、大規模な書き換えやベンダの追加・切り替えを行う必要がなくなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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