柳井です。 少し前ですが、いしかわじゅんの「漫画の時間」を読みました。氏がBSマンガ夜話で語っていた話がよかったので、前から読もうと思っていた本です。 いしかわじゅんのマンガ話が面白いのには3つの理由があります。1つ目は、とにかく大量にマンガを読んでいること。2つ目は、自分なりの評価と理由を言語化できること。3つ目は、作り手側の情報を持っていることです。 いしかわじゅんはマンガ家です。そのため、他のマンガ家がやっていることが、どう凄いかを自分の経験から語ります。また、他のマンガ家との交流から、作者がどういった人なのかを語ります。これらは、一読者では持っていない作り手側の情報です。 作り手側の情報は、それ自体価値を持ちます。最近では、ブログなどで作り手が情報発信するケースが多くなりました。新しい価値の創造のために作り手側の情報を出す。そういった方法も、ビジネスとして有効だと思います。 |
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連載4コママンガ。本家は日本での反応が微妙な感じですが、ビジュアル面の嗜好も一因でしょうか。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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