米Googleがコミュニティとともに開発している、オープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークAngularの最新バージョン「Angular 14」が、6月3日(現地時間)にリリースされた。
「Angular 14」では、NgModuleの必要性を減らすことでAngularアプリケーションのオーサリング合理化を目指すStandalone Componentsが、開発者プレビュー到達している。ただし、現状では未だ安定版ではないため、変更される可能性がある。
さらに、AngularにおけるGitHubのトップイシューである、Angular Reactive Formsにおける厳密な型指定の実装が完了し、フォームコントロール、グループ、配列内の値がAPIサーフェス全体で型安全であることが保証され、とりわけ深くネストされた複雑なケースで、より安全なフォームを実現できるようになった。
ほかにも、angular.ioの新しい変更検出ガイドをはじめとする、高品質なアプリ構築を可能にする組み込み機能が搭載されるとともに、テンプレートに対する改善方法を提案する拡張診断の実装、双方向データバインディングで無効なBanana in a boxエラーの検出に対応するなど、数多くの機能追加、改善が行われている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です