米Microsoftは、「Internet Explorer 11」のサポートを6月15日(現地時間)に終了した。
今回の、「Internet Explorer 11」のサポート終了は、Internet Explorerの設計がもはや古いものとなり、現代のWebブラウザに求められるセキュリティのサポートが困難なことから行われている。
一方で、依然としてWebの一部ではInternet Explorer固有の動作や機能に依存していることから、同社の最新WebブラウザであるMicrosoft Edgeには「Internet Explorerモード(IEモード)」が用意されているので、Microsoft Edgeならサイトや規格に関係なく、必要な機能にアクセスできる。
今後は、Internet Explorerを起動すると数か月にわたってMicrosoft Edgeへのリダイレクトが行われ、将来的なWindows Updateによって最終的にはInternet Explorerが完全に無効となり、デバイス上のInternet Explorerアイコンも削除される。
Internet Explorerのサポート終了は、Windows 10 Home、Windows 10 Pro、Windows 10 Enterprise、Windows 10 Education、IoTにおいて現在サポートされているすべてのバージョンが対象となる。
また、Windows 10 LTSCリリース(IoT含む)とすべてのWindows Serverバージョン、およびWindows 10 China Government Edition、Windows 8.1、Windows 7 with Extended Security Updates(ESU)のうち、現在サポート中のものについては、サポート終了までInternet Explorerのサポートを受けられるものの、これらエディションの将来バージョンにはInternet Explorerは含まれない。
なおMicrosoftは、2029年まではMicrosoft EdgeにてIEモードをサポートすると述べている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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