i-PROは、映像を活用したAIを試したい技術者や開発者に対して、AIプロセッサーを搭載したモジュールカメラを6月16日に発売した。
i-PROは、セキュリティ監視、パブリックセーフティ、そして医療用イメージングの各分野をセンシングソリューションでサポートするリーディングカンパニー。セキュリティカメラをはじめとするi-PROのカメラに詰め込まれているテクノロジーを、名刺より小さなサイズにモジュール化し、さまざまな機器・システムに組み込み、設置できる形にした。
今回、AIスターターキットおよびレンズトライアルキットの2タイプが発売された。AIスターターキットおよびレンズトライアルキットともに、カメラそのものを作る手間が不要であり、カメラに搭載するAIアプリケーションの開発や、AIを使用した画像解析のテストを行うことが可能。また、レンズトライアルキットは、画角・焦点距離の違う6種類のレンズを同梱し、レンズを交換しながらさまざまな画角で撮影環境を試すことができる。
これらキットでは、電源を接続しパソコンとネットワークを繋ぐことで、AIプログラムを動作させることができる。また、セキュリティカメラの利用現場で活用されているさまざまな機能や画質が、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)から設定できる。加えて、専用のWebサイトからSDKや多くのサンプルソースを入手することが可能で、サンプルソースコードを参考にしながら自作のLinux環境上で動作するプログラムを作ってカメラに移植して、動かすことができる。
i-PROは、東京ビックサイトで6月22日~24日に開催される「日本ものづくりワールド」に出展し、今回発売したモジュールカメラがどのような形で活用できるのか、会場にてデモンストレーションを行う。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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