米Googleは、Cloud Javaクライアントライブラリにネイティブイメージコンパイルのサポートを組み込んだことを、7月7日(現地時間)に発表した。
ネイティブイメージテクノロジの使用によって、Javaアプリケーションを事前にコンパイルしてスタンドアロンの実行可能なファイルにすることができ、コールドスタートアップ時間が短縮され、先行メモリ使用量が少なくなるなど、パフォーマンス上のいくつかの利点が得られる。
ネイティブイメージのコンパイルは一部の形式のJavaコード(リソースのロードやリフレクション)とは必ずしも互換性があるとは限らないため、追加の構成が必要となるが、今回のリリースではCloudクライアントライブラリにネイティブイメージのコンパイルに必要な構成が付属しているので、追加の構成を行うことなく、アプリケーションのコンパイルが可能になった。
ただし、この機能を使用するとJVM実行時に最適化が失われてしまうことから、迅速な起動と応答時間が重要な短期間のワークロードに適している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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