翔泳社とCodeZineが主催する開発者向けイベント「Developers Summit 2022 Summer(デブサミ2022夏)」が7月21日にオンラインで開催されます。今年は「アジャイル・DevOps時代のプロダクトとエンジニア組織を支える、Developer Productivityへの道」をテーマとした34セッションを提供します。今回は「エンジニア組織」のカテゴリからいくつかのセッションをご紹介します。
編集部のおすすめは、リクルート 阿部 直之氏によるセッション「会社統合を経たリクルートのデータ組織が目指す技術的トップアップとベースアップを組み合わせた生態系的進化」です。
【C-8】会社統合を経たリクルートのデータ組織が目指す技術的トップアップとベースアップを組み合わせた生態系的進化
- 登壇者:阿部 直之[リクルート]
- 時間:16:55 ~ 17:25
- 詳細ページ
さまざまな事業領域にわたってサービスを展開する株式会社リクルートは、7つの中核事業会社および機能会社を2021年4月に統合し、今回ご紹介するデータ推進室は各事業会社のデータ人材が集まる形で組織化されました。会社統合によって取り扱うデータ特性も大きく異なる複数の事業領域に対峙することになったデータ組織として、各領域戦略を推進する中で生まれる個別最適としての技術的チャレンジと、それらトップアップの成果を領域横断で展開していく等のベースアップによる全体最適のバランスをどう設計し、どのように組織的な進化を目指してきたのかをお話しします。
デブサミ2022夏ではこの他にも、アプリケーション開発に関するセッションが多数用意されています。
【A-3】『ようこそ不確実な世界へ』 “ユーザ体験の共創”から実現するDeNA流 新卒エンジニア研修の設計手法
- 登壇者:新田 章太[ギブリー]/平子 裕喜[ディー・エヌ・エー]
- 時間:11:50 ~ 12:30
- 詳細ページ
VUCA時代のエンジニアに求められるのは、一過性の技術習得ではなく「変化に柔軟なエンジニアとしてのマインドセット」です。DeNAとギブリーではこれらの習得を実現するためにカリキュラム(何を学ぶか)からではなく「なぜ学ぶか」やインサイト(どのように学び成功体験を得るか)という学習者の体験設計から研修を組み立て、研修担当者やベンダーに依存せずに本質を追求し続けられる研修設計や運営を共創してきました。今回のセッションではこの取組みの背景から、そこで得られた学びを赤裸々にお伝えしていきます。
【A-4】「全社でアジャイル!」を広げるために
- 登壇者:常松 祐一[Retty]
- 日時:13:15 ~ 13:55
- 詳細ページ
Rettyは全社でのアジャイルな開発に取り組んでいます。
企画・開発を中心としたスクラムはうまく機能するようになってきましたが、「全社」は総務・人事・営業も含まれてしかるべきです。ですが開発から離れた部門も巻き込み、一緒にやっていく仕組みを作るには掛け声だけではうまくいきません。
このセッションではどのような働きかけを行い、全社一体となったプロダクト開発をやろうとしているのか、その取り組みを紹介します。
【C-5】ソニーから「harmo」を事業継承したシミックグループが、エンジニア1名から開発組織の内製化と技術者採用に成功した話
- 登壇者:石島 知[シミックホールディングス harmo]/狩野 真也 [シミックホールディングス harmo]/山根 淳平[ギブリー]
- 時間:14:10 ~ 14:50
- 詳細ページ
従業員数7500名を超えるシミックグループは、2019年にソニーよりヘルスケアテック領域の電子おくすり手帳サービス「harmo(ハルモ)」の事業を継承しました。それに伴い、変革の主体となる自社独自のエンジニア組織を立ち上げる必要がありましたが、医薬品開発支援企業である同社には開発環境すら存在せず、技術者の採用ノウハウも勿論ありませんでした。
本イベントでは、プロパーのエンジニア社員が1名の状態から、開発組織の立ち上げを推進したCEOと、エンジニア組織の拡大・採用に前線で関わるエンジニアマネージャーが登壇し、現在の体制に至るまでのプロセスや組織づくりにおいて苦労したこと、どのような採用を実施しているかなどをお伝えします。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社