米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Codeの2022年6月版(バージョン1.69)を公開している。
Visual Studio Codeの2022年6月版では、ソース管理ビューで競合するファイルをクリックすることでマージエディターを開くことができ、チェックボックスでTheirsまたはYoursの変更を受け入れて組み合わせることが可能になり、Gitマージの競合をすばやく解決できる3ウェイマージエディタが搭載された。
さらに、通常のタイトルバーに代わるコマンドセンタが実装され、プロジェクトにおけるファイル検索の高速化を実現したほか、メインセクションをクリックして最近のファイルと検索ボックスを含む「クイックオープン」のドロップダウン表示が可能になっている。
ほかにも、設定エディタに言語オーバーライドがある場合はその旨が表示されるようになり、エラー以外の通知ポップアップをすべて非表示にするDo Not Disturbモードが新たに実装された。また、ライトテーマとダークテーマの切り替え、ミニマップにおけるコンテキストメニューの実装、開いているGitHubリポジトリのvscode.devリンクをすばやく取得できる「共有」サブメニューの実装といった、数多くの機能追加・改善が行われた。
なお、2022年1月版以降でプレビューされていた、PowerShell、bash、zshのシェル統合は利用できない状態であり(別途、設定の変更にて有効化が可能)、バージョン1.70にてデフォルトで有効化されるという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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