米MongoDBは、ドキュメント指向データベースの最新版「MongoDB 6.0」の一般提供を、7月20日(現地時間)に開始した。
「MongoDB 6.0」では、時系列データに複合インデックスを付けられるようになり、読み出し速度が向上した。さらに、変更ストリームを改良し、変更前後のドキュメントを取得できるようになった。加えて、変更ストリームがデータ定義言語に対応した。
また、「$lookup」「$graphlookup」の各演算子がシャーディングに対応した。加えて、「$lookup」演算子の処理性能が向上し、ドキュメントが少ない場合でも前バージョンの5〜10倍速くなった。大量のドキュメントがあり、インデックスを用意していない場合は100倍程度速くなっているという。
さらに、データセットのレプリカを作成する際に、ファイルコピーを使うようになった。これでレプリカ作成の速度が4倍ほどになったという。そして、監査データを圧縮、暗号化できるようになった。
加えて、2022年6月のイベント「MongoDB World 2022」で発表した「Queryable Encryption」がプレビューとして使用可能になった。この機能を使うことで、暗号化したデータに対してクエリが実行可能になる。このほかに、全文検索のファセットや、クラスター間の同期など、プレビューとして提供していた機能を正式に提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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