GEEKLYは、同社が運営するIT/Web/ゲーム業界専門の転職エージェント「ギークリー」を2022年6月度に利用した企業と転職希望者を対象に実施した、IT転職市場の動向に関する調査結果を7月25日に発表した。
同調査は、6月1日から6月30日の期間に実施され、「ギークリー」を利用した求職者および企業のデータをもとに作成された。
承諾された内定の提示年収が求職者の現年収よりいくら増えたのか、前年比で比較した結果、2021年第1四半期(4〜6月)は現年収から23万円上昇したのに対し、2022年第1四半期は36万円上昇と、年収上昇額の相場が1.5倍に推移していることが明らかになった。
年収UP率が最も高かったのはエンジニア職種、次にクリエイティブ職種となっている。求職者の決定年収が四半期ごとで上がっていることから、各社にはIT人材に対する給与水準の見直しが求められる。
インフラエンジニアの転職決定数も前四半期との比較で約1.4倍と、エンジニア職種の中で最も伸びていた。要因としては、内製化に伴う採用ニーズの高まりと、インフラエンジニアの面談者数が増加したことであると考えられる。また、インフラエンジニア経験者を年齢別に区分したところ、直近3か月比較で51歳以上のシニア層の集客数が増加していた。 51歳以上を対象とした求人数は、第4四半期から第1四半期にかけて2倍になっており、シニア層への採用ニーズも高まっている。
クリエイティブ職の経験者を区分したところ、直近3か月比較でWebデザイナーの割合が増えている。特に「Webデザイナー(受託)」の集客数が、前四半期との比較で1.4倍となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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