米Oracleは、高パフォーマンスのインメモリクエリアクセラレータHeatWaveを実装する、MySQLクラウドサービス「Oracle MySQL HeatWave」の最新バージョン(8.0.30)で追加された新機能について、公式ブログの7月29日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
最新のMySQL HeatWaveでは、アルゴリズムの選択、機能の選択、ハイパーパラメータの最適化といった、機械学習トレーニングパイプラインのさまざまな側面をカスタマイズするためのユーザーオプションを提供すべく、HeatWave MLが強化されており、特定のアルゴリズムを自動トレーニングプロセスに含めるか除外するかを指定したり、特定の列セットを除外したり、特定のスコアリングメトリック用にモデルを最適化したりすることができるようになった。
ほかにも、HeatWave MLでは日付と時刻のデータ型をサポートするとともに、分類と回帰のための新たなアルゴリズムの追加、機械学習トレーニングと説明のためのユーザーフレンドリーなメッセージの追加が行われている。
さらに、組み込みのサーバ側データマスキングと非識別化を新たにサポートし、実際の値を隠して代替値に置き換えることで、機密データの不正利用からの保護に役立てられるようになった。
ほかにも、自動エラーリカバリが強化され、ノード障害の発生時にHeatWaveクラスタが自動で再起動され、障害の前にロードされたテーブルを識別し、それらのテーブルを自動で再ロードするといった運用効率の向上など、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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