Pythonによって実装されているWebアプリケーションフレームワークDjangoの開発チームは、最新バージョンとなる「Django 4.1」を8月3日(現地時間)にリリースした。
「Django 4.1」では、ビューのサブクラスにおいて非同期HTTPメソッドハンドラを定義できるようになったほか、QuerySetがすべてのデータアクセス操作に対して非同期インターフェイスを提供するようになっている。
ほかにも、Meta.constraintsオプションで定義されたCheck、unique、exclusion制約がモデルの検証中にチェックされるようになり、スクリーンリーダなどの支援技術を使用するユーザーのためのフォームテンプレートの更新が行われたほか、CSRF_COOKIE_MASKED設定においてCSRF Cookieをマスクするかどうかの設定が可能になるなど、数多くの新機能が追加された。
あわせて、今回のバージョンアップによって、サードパーティのデータベースバックエンドでは変更が必要となる可能性があるほか、GDAL 2.1およびPostGIS 2.4のサポートが削除され、PostgreSQL 10のサポートは11月に終了する。また、MariaDB 10.2のサポートは5月に終了している。さらに、非推奨サイクルの終わりに達したいくつかの機能が削除されるなど、多岐にわたる変更が加えられた。
なお、「Django 4.1」はPython 3.10/3.9/3.8をサポートしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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