Code for Japan、カーボンフットプリントを算出するアプリ「じぶんごとプラネット」を国立環境研究所と共同開発

　コード・フォー・ジャパン（Code for Japan）と国立環境研究所は、市民1人ひとりが自らの生活スタイルからの気候変動への影響を知り、具体的な脱炭素アクションを数字で選べるカーボンフットプリント可視化アプリ「じぶんごとプラネット」を共同開発したことを、8月31日に発表した。

　「じぶんごとプラネット」では、生活に関する質問に対するユーザーの回答に基づいて、国立環境研究所が日本のデータとライフスタイルの特徴をもとに開発した計算アルゴリズムを用いて算出した、カーボンフットプリントを知らせてくれる。

　ユーザーごとに算出されたカーボンフットプリントの量を、日本平均と比較した上で、それぞれのユーザーにあった脱炭素アクションの選択肢を、カーボンフットプリントの削減効果とともに提案する。なお、選んだ選択肢は、SNSなどでシェアできる。

　オープンソースソフトウェアとして開発されているので、ライセンスに従うことで誰でも利用可能となっている。今後はAPI提供も検討しており、さまざまなサービスとの連携によってカーボンフットプリントの削減に向けたエコシステムを作っていく。

　なお、「じぶんごとプラネット」の開発は、Code for Japanが主催する開発イベントにおける、ソーシャルハックデーを中心に行われ、同社が運営するシビックテックコミュニティのエンジニアやデザイナーの貢献によって開発された。