米Meta Platformsが中心となってコミュニティと開発している、オープンソースのモバイルアプリフレームワークReact Nativeの最新版となる、「React Native 0.70」が9月5日(現地時間)に公開された。
「React Native 0.70」では、標準で使用するJavaScriptエンジンを従来のJavaScriptCoreから、独自開発の「Hermes」に切り替えた。また、3月末に登場したバージョン0.68で本格的に実装された新アーキテクチャへの移行を少しずつ進めている。
例えば、プロジェクトのコードを自動生成する際、従来はAndroidに限って「build.gradle」という設定ファイルが必要だったが、バージョン0.70からはiOSもAndroidも共通フォーマットの「package.json」ファイルを用意すれば良い。
また、バージョン0.70では、新アーキテクチャに移行していれば自動リンク機能が利用できる。この機能は「Android.mk」や「CMake」といった設定ファイルを編集することなく、必要なライブラリを自動的にリンクしてくれる機能だ。
そして、新アーキテクチャの技術的仕様などを解説するドキュメントを大量に追加したとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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