米Microsoftは、プログラミング言語「TypeScript 4.9」のベータ版を、9月23日(現地時間)に公開した。
「TypeScript 4.9」には、式の結果の型を変更することなく、式の型がある型と一致するかどうかを検証できるsatisfies演算子が追加されたほか、プロパティを全く列挙していない型を絞り込む際に、in演算子が強化されている。
さらに、NaNとの直接比較はエラーとなり、代わりにNumber.isNaNの使用が提案されるようになるとともに、ファイル監視がデフォルトでファイルシステムイベントによって強化され、イベントベースのウォッチャ設定に失敗した場合にのみポーリングに戻るようになった。
そのほか、lib.d.tsのアップデートやPromise.resolveの改善、JavaScriptファイルのインポート保持、types@バージョンセレクタの追加によるexportsの優先、Substitution型におけるsubstituteプロパティからconstraintプロパティへの置き換えといった、機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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