カナダのTailscaleは、人間にとって可読である覚えやすいDNS名を各デバイスに自動登録する「MagicDNS」の一般提供を、10月20日(現地時間)に開始した。
MagicDNSは、同社の提供しているVPNサービス「Tailscale」にて作成・使用されるプライベートネットワークであるtailnet内の、すべてのデバイスにて実行される独自のDNSサーバであり、tailnet内のすべてのデバイスのDNS名が自動登録される。
今回の、MagicDNSの一般提供開始にともない、新たに作成されるtailnetではMagicDNSがデフォルトで有効になる。なお、既存のまだMagicDNSが有効になっていないtailnetでMagicDNSを有効化する場合は、「Tailscale 1.20」以降にバージョンアップした後に、管理コンソールからMagicDNSをオンにすることが推奨されている。
tailnetにおいてMagicDNSを有効にすると、tailnet名の割当方法が変更され、ランダムな16進数を含む「tail<hex>.ts.net」形式のtailnet名が付けられる。このtailnet名は、MagicDNS、ノード共有、HTTPSに使用され、tailnet名は管理コンソールから確認でき、tailnet名を任意の単語に変更することも可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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