V8 JavaScriptエンジンとRust言語を使用したJavaScript/TypeScriptランタイムであるDenoの開発チームは、最新バージョンとなる「Deno 1.28」を11月14日(現地時間)に公開した。DenoはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「Deno 1.28」では、前バージョンに引き続きnpmパッケージの互換性をさらに高めた。開発チームによると現在は130万以上のnpmモジュールをDenoで利用できるようになっているという。
また、これまで不安定な状態で提供していた「Deno.bench()」「Deno.gid()」「Deno.networkInterfaces()」「Deno.systemMemoryInfo()」「Deno.uid()」の5種類のAPIを安定化させた。そして、「Deno.spawn」「Deno.spawnSync」「Deno.spawnChild」の3種類のAPIの後継となる「Deno.Command」APIが使えるようになった。ただし、現時点ではまだ不安定な状態だ。
収録するV8 JavaScriptエンジンも新しいものに変わる。前バージョンまではV8のバージョンは10.8だったが、今回から10.9になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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