米Amazon Web Servicesは、弾力性のある分散アプリケーションの構築と運用を簡素化するAmazon Elastic Container Services(Amazon ECS)の新機能、「Amazon ECS Service Connect」の一般提供を11月27日(現地時間)に開始した。
Amazon ECS Service Connectは、簡単なネットワーク設定と、複数のECSクラスタと仮想プライベートクラウド(VPC)に展開されたシームレスなサービス通信を提供し、アプリケーションコードを変更することなく、ECSサービス通信に弾力性を追加でき、トラフィックの洞察を得られる。
Amazon ECS Service Connectの使用によって、AWS Cloud Mapが提供する名前空間を使用して、論理名でサービスを参照および接続でき、ロードバランサを導入および設定することなく、ECSタスク間でのトラフィックの自動分散が可能になる。
ECSサービスごとに、ヘルスチェック、503エラーの自動再試行、コネクションドレインといったトラフィック回復のための安全なデフォルトを設定できるほか、Amazon ECSコンソールではダッシュボードにリアルタイムのネットワークトラフィックメトリクスを表示可能になるため、運用上の利便性とデバッグの簡素化が実現する。
Amazon ECS Service Connectは、Amazon ECSが利用できる、中国を除くすべての商用リージョンで利用可能で、AWS CloudFormation、AWS CDK、AWS Copilot、AWS Protonで完全にサポートされており、インフラストラクチャのプロビジョニング、コードのデプロイ、およびサービスのモニタリングができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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