アン・コンサルティングが「フリーランスエンジニアへの転向意識調査」を実施、正社員エンジニアの40％はフリーランスに興味を持つ

　アン・コンサルティングは、正社員として働くエンジニアと、正社員を経験しフリーランスとして働くエンジニアに対して実施した「フリーランスエンジニアへの転向意識調査」の結果を12月2日に発表した。

　本調査は、10月31日から11月10日の期間にインターネット上で実施され、正社員として働くエンジニア150名と、正社員を経験しフリーランスとして働くエンジニア150名から有効回答を得ている。

　正社員エンジニアへ、フリーランスエンジニアになることに興味があるか聞いたところ、「とても興味がある」と回答した方が16.0％、「やや興味がある」と回答した方が24.0％で、あわせると40.0％の人がフリーランスエンジニアになることに興味があることがわかった。

　また、興味がある理由を聞いたところ、「時間にとらわれない働き方ができそうだから」「場所にとらわれない働き方ができそうだから」が最も多い回答で、同率56.7％となった。次いで「自分のやりたい仕事ができそうだから」46.7％、「年齢にとらわれない働き方ができそうだから」33.3％という結果となった。

　フリーランスエンジニアになることに興味がある正社員エンジニアへフリーランスエンジニアになることの不安を聞いたところ、最も多い回答が「収入が安定しなさそう」68.3％だった。次いで「仕事を見つけることが難しそう」60.0％という結果となった。次いで、「福利厚生面でのサービスが不十分そう」が30.0％、「自身の報酬単価設定が難しそう」が28.3％、「確定申告などの事務作業面にとられる時間が多そう」が25.0％となった。

　フリーランスエンジニアに正社員エンジニアに戻りたいか聞いたところ、「戻りたくない」と回答した方が48.7％、「あまり戻りたくない」と回答した方が37.3％で、あわせると86.0％の人が正社員エンジニアは戻りたくないと考えていることがわかった。

　フリーランスエンジニアに、フリーランスになる前に抱いていた働き方を実現することができているかと聞くと「ほぼ実現することができている」30.0％、「やや実現することができている」43.3％となった。結果として、73.3％の人がフリーランスになって自身の理想とする働き方ができていることがわかった。

　また、フリーランスになって感じたことを聞くと、最も多い回答が「時間にとらわれない働き方をすることができた」が38.0％でした。次いで「1人で仕事をすることが苦ではなかった」が37.3％、「持っていたスキルで仕事を回すことができた」35.3％、「場所にとらわれない働き方をすることができた」34.7％となった。