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Airbnbがベクター動画のレンダリングエンジン「Lottie 4.0 for iOS」を公開、GPUを利用して描画をスムーズに

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 米Airbnbは、ベクター動画のレンダリングエンジンの新版「Lottie 4.0 for iOS」を公開した。LottieはApache License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。

 今回の新版の最大の特徴は、新しいレンダリングエンジンを標準として採用した点にある。古いレンダリングエンジンでは、CPUでベクター動画を描画していたが、iOSのCore Animation APIを使って全面的に書き直し、GPUでベクター動画を描画するようにした。このレンダリングエンジンは2022年7月公開の「バージョン3.4.0」で始めて導入したが、標準設定では有効になっていなかった。その後、開発者からの意見などを取り入れながらバグを修正し、今回の新バージョンで標準のレンダリングエンジンとした。

 Airbnbによると、古いレンダリングエンジンでは、アプリケーションのメインスレッドでベクター動画を描画していた。その結果、ベクター動画の描画でCPU時間の5〜20%を消費してしまい、 その結果アプリケーションのメインスレッドに負荷がかかったときに、ベクター動画が停止したり、フレーム落ちが発生したりしていた。

 そこでAirbnbは、iOSのCore Animation APIを利用して、レンダリングエンジンを刷新することを決めた。Core Animationを利用すれば、ベクター動画の描画はCPUではなくGPUが処理してくれる。CPUに重い負荷がかかっていたとしても、それに関係なくスムーズな描画を続けてくれる。

 Airbnbは、新しいレンダリングエンジンを採用することによって、CPUにかかる負荷を軽減でき、CPU使用率にかかわらず60〜120フレーム/秒でベクター動画を表示できるようになったとしている。

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https://codezine.jp/article/detail/17005 2022/12/12 16:04

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