Jetpack Technologiesは、ローカル環境において独立したシェル環境を構築できるDevboxの最新バージョンとなる、「Devbox 0.2.0」を12月20日(現地時間)にリリースした。
「Devbox 0.2.0」では、PCにNixがインストールされているかどうかを検出可能となり、必要に応じてNixが自動的にインストールされるようになっている。
また、プラグイン機能の最初のバージョンが搭載されており、プラグインを利用することでNGINXやPostgreSQLといったパッケージを、より迅速に使い始められるようになった。現在、用意されているプラグインは、PostgreSQL、Apache、NGINX、PHP、Ruby、Pythonで、今後はさらに多くのプラグイン追加を予定するほか、プラグインのパブリックリポジトリを開き、プラグインの提供や独自のプライベートプラグインの追加をできるようにすることも計画している。
さらに、Devboxシェル内でサービスを開始または停止するためのdevbox servicesサブコマンドが追加されるとともに、devbox generateコマンドを使ったプロジェクトの汎用DockerfileまたはDevcontainerの生成が可能になり、Devboxシェル環境を簡単にポータブルコンテナとして構築できるようになった。
今後はプラグインのサポートを拡大し、パッケージ構成の柔軟性を高めることに重点を置くとともに、Nixエコシステムをはじめて使用する開発者のために、初回実行時のUX改善に努めていく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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