米Cloudflareは、2022年12月30日(現地時間)付の公式ブログ投稿にて、2022年にHTTP関連で起こった出来事を振り返った。
同投稿では、HTTPにとって2022年に起こった最大の出来事としてHTTP/3の公開を挙げており、HTTP/3によってネットワーク使用の効率化が実現したと述べている。
ほかにも、HTTP仕様の核心であるコアドキュメントの公開、サーバプッシュにまつわるさまざまな出来事、Appleとの協力によるMASQUEを使用したiCloudプライベートリレーの実装、Oblivious HTTP(OHTTP)仕様の策定、新しいDigestフィールドの仕様とHTTP Message Signatures仕様の標準化やCookie仕様の改訂をはじめとするセキュリティ面でのさまざまな取り組みが紹介された。
なお、2023年には、QUERYメソッド、tusに基づく再開可能なアップロード、改良されたキャッシュ用VaryヘッダであるVariants、新しい日付型を含む構造化フィールドの改善、既存ヘッダを構造化フィールドへ後付けする方法などに関する作業が進められる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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