米Microsoftは、プログラミング言語「TypeScript 5.0」のベータ版を、1月26日(現地時間)に公開した。
「TypeScript 5.0」では、クラスとそのメンバーを再利用可能な方法でカスタマイズできるようにする、ECMASCriptの将来的な機能であるデコレータが使えるようになっている。
なお、TypeScriptでは実験的なデコレータが長年サポートされてきたが、デコレータ追加以降も存続する。ただし、--experimentalDecoratorsフラグがない場合は、デコレータはすべての新しいコードに対して有効な構文になる。
ほかにも、const修飾子の型パラメータ宣言への追加によるconst-like推論をデフォルト化、extendsフィールドの複数エントリへの対応、すべての列挙型のユニオン列挙型での管理、バンドラの機能をモデル化するための--moduleResolution bundlerの追加など、数多くの機能追加・改善が行われた。
今後は、数週間にわたって次のリリース候補のバグ修正、安定性や洗練さを向上した後に、最初の安定版のリリースを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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