米GitLabは、同社が開発するGitリポジトリマネージャーGitLabの最新バージョンとなる「GitLab 15.9」を、2月22日(現地時間)にリリースした。
「GitLab 15.9」では、ゲストロールとUltimateライセンスを持つユーザーが、管理者によって許可を与えられた場合に、プライベートリポジトリのコンテンツを閲覧できるようになっている。なお、管理者はAPIを使用して新しいロールを作成し、そのロールをリポジトリの閲覧権限を与えたいユーザーに割り当てる必要がある。
また、ファイル、ファイルタイプ、ディレクトリの承認を、オプションとして指定するか、1人または複数のユーザーによる必須の承認として指定するかを正確に定義することが可能になった。
さらに、非推奨となったLicense-Check機能に代わって、柔軟なライセンス承認ポリシーをサポートするようになるとともに、GitLab for Slackアプリにおいてマージリクエストの変更やプッシュイベント、イシューの変更、その他の多くのGitLabイベントに基づいて通知するSlackチャネルを指定できるようになっている。
なお、クローズドベータへの参加者は、GitLab Workflow VSCode拡張機能を使用して、入力時にコードの提案を取得可能になった。
あわせて、オプションのインシデントタグを指定して関連するインシデントのタイムスタンプを取得できるようになったほか、さまざまな種類のライセンスを解析および識別可能なライセンス検出方法を新たにサポートすることで、デュアルライセンスや複数の異なるライセンスが適用されるパッケージから、ライセンス情報を抽出できるようになっている。
ほかにも、OICDトークンをアルファ版から本番環境へ移行するための保護レイヤーを追加し、CI/CDワークフローのセキュリティを強化するとともに、JWTトークン自体のセキュリティを強化し、拡張されていないrawの変数に対するマスキングの制限が削除されるなど、数多くの機能追加、改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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