米Microsoftは、Microsoft Power PlatformのPower Apps、Power Automate、Power Virtual Agentsにおいて、AIによる大規模言語モデルを活用した直感的でインテリジェントなローコードエクスペリエンスによって、ソリューションの作成を可能にするCopilotを開発したことを、3月16日(現地時間)に発表した。
Microsoft Power Platformは2021年以来、すべての開発者にAIを活用した開発エクスペリエンスを提供するための取り組みを続けており、中でもPower AppsはGPTを商用で使用した、最初の製品の1つとなる。
今回、発表されたCopilotによって、Microsoft Power PlatformはAIを活用した支援がPower Apps、Power Virtual Agents、Power Automateにもたらされ、ソリューションの構築の支援や改善のための提案を受けられるようになった。なお、ソリューション構築のための指示には、自然言語が用いられる。
Power Appsでは、Copilotにアプリケーションの目的を説明すると、アプリケーションのデータテーブルが自動生成され、自然言語を用いてニーズに合わせてアプリケーションを改良できる。
Power Automateでは、Copilotに自然言語で指示を与えることによって、ごく短時間にフローが自動生成され、ワークフローの開発時間が50%短縮される。
Power Virtual Agentsでは、Copilotを使用することで短時間でのボットの作成と変更が可能になり、インテリジェントな会話型ボットを数分で構築できる。なお、トピックの構築および改良は、自然言語を使ってジェネレーティブAIを通じて行うことが可能であり、より迅速なチャットボット開発を実現した。
Microsoftは、Copilot以外にもPower Appsに組み込まれたGPT対応チャットボットによるユーザーエクスペリエンスの合理化や、Power AppsにおけるGPT対応のデータ探索などについて発表している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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