米NVIDIAは、ジェネレーティブAIや画期的なアプリケーションの高度なモデルをトレーニングするのに必要なインフラストラクチャとソフトウェアに、企業が直ちにアクセスできるようにするAIスーパーコンピューティングサービス「NVIDIA DGX Cloud」を、3月21日(現地時間)に発表した。
NVIDIA DGX Cloudは、NVIDIA AIソフトウェアと組み合わせた NVIDIA DGX AIスーパーコンピューティングの専用クラスタを提供し、Webブラウザを通じて独自のAIスーパーコンピュータへのアクセスを可能にし、オンプレミスインフラストラクチャの取得、展開、管理の複雑さを解消する。
月単位でレンタルでき、コンピューティングリソースを所有することなく、大規模なマルチノードトレーニングワークロードの開発を、迅速かつ簡単にスケーリング可能となる。
NVIDIA Base Command Platformソフトウェアを通じて、NVIDIA DGX Cloudトレーニングワークロードを管理・モニタリングできるので、NVIDIA DGX CloudおよびオンプレミスのNVIDIA DGXスーパーコンピュータ全体でシームレスなユーザーエクスペリエンスが提供される。また、NVIDIA Base Command Platformによって、顧客のワークロードを各ジョブに必要かつ適切な量とタイプのDGXインフラストラクチャに合わせられる。
NVIDIA DGX Cloudには、NVIDIA AIプラットフォームのソフトウェアレイヤであるNVIDIA AI Enterpriseが含まれており、エンドツーエンドのAIフレームワークと事前トレーニング済みのモデルを提供して、データサイエンスパイプラインを加速し、本番AIの開発と展開を合理化する。
NVIDIA DGX Cloudの各インスタンスには、NVIDIA H100またはA100 80 GB Tensor コア GPUを8基搭載し、ノードあたり合計640GBのGPUメモリの提供を行う。
インスタンスあたりの利用料金は、月額36999ドルからとなっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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