米Amazon Web Servicesは、Amazon Relational Database Service(Amazon RDS) for PostgreSQLが、Amazon RDS Optimized Readsをサポートするようになり、従来のインスタンスと比較してクエリ処理が最大2倍高速になったことを、4月10日(現地時間)に発表した。
今回の、Amazon RDS for PostgreSQLのAmazon RDS Optimized Readsへの対応によって、ソート、ハッシュ集約、高負荷結合、Common Table Expressions(CTE)を含むクエリといった、一時テーブルを使用する複雑なクエリの実行が、最大2倍高速化されている。
Optimized Readに対応したインスタンスは、PostgreSQLによって生成された一時テーブルをローカルのNVMeベースのSSDブロックレベルストレージに配置することでクエリ処理を高速化し、ネットワーク上のElastic Block Storage(EBS)へのトラフィックを削減する。
Amazon RDS Optimized Readsは、Amazon RDS for PostgreSQLのバージョン15.2以降、14.7以降、13.10以降で利用可能となっており、最大3600GiBのNVMeベースのSSDブロックレベルストレージを備えたインテルベースのM5dおよびR5dインスタンスと、最大3,800GiBのNVMeベースのSSDブロックレベルストレージと最大25Gbpsのネットワーク帯域を備えたAWS Graviton2ベースのM6gdおよびR6gdデータベースインスタンスで利用できるようになった。これらのディスクベースのデータベースインスタンスを、マルチAZ DBクラスタ、マルチAZ DBインスタンス、またはシングルAZ DBインスタンスで構成可能となっている。
Amazon RDS for PostgreSQLのOptimized Readsワークロードは、Amazon RDSマネジメントコンソール、またはAWS CLIを使用することで起動できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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