いわゆるAppleシリコンを搭載したMac向けのLinuxディストリビューションであるASAHI Linuxの開発チームは、ASAHI Linux上のOpenGLを「OpenGL 3.1」に、またOpenGL ESを「OpenGL ES 3.0」にアップグレードしたことを、6月6日(現地時間)に発表した。今回のアップグレードによってプレイ可能なゲームが増えるとともに、アプリケーションの機能が向上する。
「OpenGL 3.1」および「OpenGL ES 3.0」では、複数のレンダターゲットやマルチサンプリング、Transform Feedback、テクスチャバッファオブジェクトといった新機能への対応が行われた。
なお、ASAHI Linuxの開発チームの現在進行中のブランチにおいて、すでに「OpenGL ES 3.1」のサポートをほぼ完了させており、同バージョンへの対応によって、コンピュートシェーダが利用できるようになる。
さらに、最新ゲームのプレイを可能にするためのVulkanドライバへの対応に向けた作業にも、すでに取り組んでいるという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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