米Vercelは、人工知能(AI)を利用したWebサービスの構築を容易にするライブラリ「Vercel AI SDK」を6月15日(現地時間)に公開した。Vercel AI SDKはApache 2.0ライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
Vercel AI SDKは、AIを利用したWebサービスのユーザーインターフェイスの構築を容易にするライブラリ。言語はJavaScriptとTypeScriptに対応し、「React」「Next.js」「Svelte」「SvelteKit」といったライブラリやフレームワークと組み合わせて使用できる。「Nuxt」や「Vue」への対応も予定しているという。
Webサービスで利用する大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)については、OpenAI、LangChain、Hugging Faceのものから選んで利用できる。
そしてVercel AI SDKは、Vercelのホスティングサービスを利用するようにできており、完成したアプリケーションは、同社が世界中に展開するデータセンターに配置して、ユーザーに近い位置にあるデータセンターでアプリケーションを動かすことができる。
Vercelによると、ここ半年ですでに「Scale」「Jasper」「Perplexity」「Runway」「Lexica」といったAIを利用したWebサービスが同社のデータセンターで動き始めているという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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