オラクルは6月22日、最新世代となる「Oracle Exadata X10M」プラットフォームを発表した。あらゆる「Oracle Database」のワークロードに対応するパフォーマンスと可用性を備え、従来世代と同等の価格から利用可能。従来世代よりも多くの容量を備えることで、より高度なデータベース統合に対応している。
新しい「Exadata X10M」プラットフォームは、第4世代AMD EPYCプロセッサーを搭載しており、「Oracle Exadata Cloud@Customer」と「Oracle Exadata Database Machine」の両方で利用できる。本プラットフォームは、従来世代と比較し、トランザクション処理が最大で3倍向上し、アナリティクス・クエリーが最大で3.6倍高速化される。また、大容量ストレージ・サーバーは、従来よりも22%多くのデータを保存できる。オールフラッシュ・ストレージ・サーバーの容量は、従来システムの2.4倍となっている。
コスト・パフォーマンスの向上に加え、「Exadata X10M」プラットフォームで提供されるコンピューティングとストレージの密度の向上によって、電力、冷却、床面積といったデータセンターのコスト削減と、データセンターの持続可能性向上につながる。さらに、「Exadata Cloud@Customer X10M」の拡張性と、手頃なクラウド利用価格設定により、サーバーやシステムを追加することなく、開発、テスト、本番環境を容易に導入できる。
企業は、データベース・サーバーやストレージ・サーバーを個別に追加することで、「Exadata X10M」インフラストラクチャを、ニーズに合わせて構成可能。データベースがフルに稼働している状態で、拡張と計画的メンテナンスを実行できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です