アマゾンウェブサービスは、日本国内の企業・団体による大規模言語モデル(LLM)開発を支援する、「AWS LLM 開発支援プログラム」の応募受け付けを7月3日に開始した。
同プログラムでは、LLMを開発する企業・団体の状況に応じて、おもに以下のようなサポートを行う。
- GPUやカスタムシリコン(AWS Trainium)を搭載したAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)インスタンスといった、適切な計算機リソースの選定および確保に向けたガイダンス
- AWS上で事前学習を実施する際の、クラスター管理や分散学習のパフォーマンスチューニングなどの技術的な支援
- AWS上でのLLMの事前学習に活用できるクレジットの提供(事前学習にかかる計算機リソースのコストを一部負担)
- Amazon SageMaker JumpStartやAWS Marketplaceへの掲載を含むビジネス支援
応募締め切りは7月21日で、7月中を目処に選考結果を通知する(最大10社程度)。8月初旬~11月末の期間にLLM開発支援を行い、12月中に同プログラムの成果発表会を行う。なお、成果発表会では、開発したLLMのデモなどを実施する。
応募対象は、日本に法人または拠点を持つLLMの開発を行う企業・団体で、既存のLLMを活用またはファインチューニングのみを行う企業・団体は対象外となる。応募の中から、技術的観点、ビジネス的観点、研究開発的観点などを総合的に考慮し、選考を行う。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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