米Googleは、アプリケーションをコードなしで視覚的に接続できるよう設計されたスタンドアロンの統合プラットフォーム(IPaaS)である、「アプリケーションの統合」の一般提供を7月21日(現地時間)に発表した。
「アプリケーションの統合」はクラウドネイティブ製品であり、シンプルなポイントアンドクリック構成によってさまざまなアプリケーション(自社製SaaSとサードパーティ製SaaSの両方を含む)を接続することでビジネスプロセスを自動化し、迅速かつ容易な統合の構築・保守・拡張が可能になる。
おもな機能としては、Visual integration designer(ビジュアル統合デザイナ)、Plug-and-play connectors(プラグアンドプレイコネクタ)、Automated triggers and transformations(自動トリガ/変換)、Unified platform(統合プラットフォーム)を用意している。
Visual integration designerは、直感的なドラッグアンドドロップインターフェースによって、複雑なコーディングや手動によるプロセスなしで、誰でもワークフローを構築できる。edges、folks、joinsといったコントロール要素をドラッグアンドドロップすることで、複雑なパターンの構築が可能となっている。
Plug-and-play connectorsは、BigQueryやPub/SubといったGoogle Cloudサービスをはじめ、Salesforce、MongoDBなどとの接続を実現する、あらかじめ構築済みのコネクタライブラリ。
Automated triggers and transformationsは、組み込みトリガによってAPI呼び出し、Cloud Pub/Subイベント、Salesforceイベント、Cloud Schedulerを使用して統合を実行できる。直感的なデータマッピングエディタと包括的なマッピング機能によって、複雑なデータ変換要件への対応も可能となっている。
Unified platformは、ApigeeでAPIを構築する場合でも、Pub/Subを使用してデータを取り込む場合でも、EventArcなどを使用してCloud Storageからイベントを受信する場合でも、他の統合サービスとシームレスに連携してユースケースに合わせた包括的な機能を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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