米Googleは、MySQL、PostgreSQL、SQL Serverのワークロードを実行するための、Google Cloudにおけるエンタープライズ対応フルマネージドデータベースサービス「Cloud SQL」に改良を加えた、MySQLとPostgreSQL向けの「Cloud SQL Enterprise Plus エディション」を、7月12日(現地時間)を発表した。
Cloud SQL Enterprise Plus エディションでは、さまざまなソフトウェアの最適化、マシンの種類と構成の改善、統合されたSSDを用いたデータキャッシュオプションの活用によって、読み取りと書き取り両方のパフォーマンスを大幅に向上している。Cloud SQLと比較して、読み取りスループットは最大3倍、書き込みレイテンシは最大2倍に向上した。
また、計画的なメンテナンス作業におけるダウンタイムをほぼゼロにし、メンテナンスも含めて99.99%の可用性SLAを提供することで、ビジネスクリティカルなアプリケーションの可用性目標を満たした。
さらに、データ保護機能の強化によって厳格なコンプライアンス要件を備えたすべての組織に必須となる、35日間のログ保持を実現している。
なお、現バージョンのCloud SQLは、機能や価格に変更なく引き続き提供されるものの、今後は名称が「Cloud SQL Enterprise エディション」に変更される。
現在、Cloud SQL Enterprise Plus エディションは一部のGoogle Cloudリージョンにおいて、gcloudおよびAPI経由で利用可能となっている。また、SQL Server向けのCloud SQL Enterprise Plus エディションも、後日リリースされる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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