カナダの1Passwordは、同社の提供するパスワードマネージャ「1Password」において、少人数のテスタグループがパスキーを使用して「1Password」アカウントを作成し、ロックを解除できるプライベートベータ版を開発したことを、7月19日(現地時間)に発表した。
同社は、2023年初頭にパスワードに代わるよりシンプルかつ安全なパスキーに注力していることを明らかにしている。
今回、発表された「1Password」のプライベートベータ版では、小規模のベータテスタグループがiOS用「1Password」ベータ版からパスキーを使って作成した「1Password」アカウントを、iOS、macOS、Webブラウザからそのパスキーを使ってロックを解除することが可能になり、複数のデバイスから同じパスキーを使用して、オンラインアカウントにアクセスできるようになった。
今後は、iOSやiPadOSだけでなく、他のプラットフォームでもパスキーを使用して新たな「1Password」アカウントを作成できるようにするとともに、Android/Windows/Linuxからパスキーを使って「1Password」のロックを解除する機能や、既存の「1Password」アカウントを更新してパスキーでのロック解除を可能にするオプション、従来のパスワードと秘密鍵に加えて、パスキーも併用した「1Password」アカウントの保護機能の追加を目指す。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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