電脳交通は7月11日、商用車両の運行管理システム用の開発基盤と簡易UIテンプレート集である、「Denno Mobility(仮)」をオープンソースとしてGitHubに公開した。
「Denno Mobility(仮)」は、エンジニアの運行管理システム構築を可能にする汎用的基盤。地方自治体と共同で取り組んだ地域交通に関する実証実験や、オンデマンド交通サービスの開発・運用で培ったノウハウを基に開発された。
車両が少なく既存のシステムでは導入しづらい、ゼロから開発する人的リソースが無い、さまざまな仕様変更を前提に取り組みたいなど、個々の地域交通サービスの状況に対応している。
主な特徴は、以下の通り。
- 直感的に利用できる、スマートフォン上でのグループチャット型UI:チャット型のインターフェースを採用。ウェブブラウザベースで動作するため、専用のアプリケーションなどをインストールする必要がない。
- さまざまな配車業務や地域にカスタマイズ可能:車両の配車を「伝票」という単位で処理。伝票項目は自由にカスタマイズ可能なため、物流や乗り合いなどの用途でもシステム活用が可能。
- 他の業務システムや、クラウド/オンプレ両方の環境に対応:他の顧客管理データベースや業務管理システムとの連携が可能。またセキュリティ面でも個人情報の収集を最小限に留め、利用後にデータ破棄するなどの運用も可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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