米Googleは、「Duet AI for Google Workspace」の一般提供を、8月30日(現地時間)に開始した。現在、無料のトライアル申し込みを受け付けている。
Duet AI for Google Workspaceを使用することで、日常の多くの仕事をAIに任せ、自身は本当に重要な仕事に集中できるようになる。
同社は、Duet AI for Google Workspaceの使用例として、指定したテーマに沿ったGoogle DriveやGmailの関連コンテンツに基づくテキスト、図表、画像を備えたプレゼンテーションの作成を挙げた。
また、Google MeetへのDuet AI導入によるスタジオの外観、照明、サウンドのカスタマイズや、会議室への参加者に対して名前入りのビデオタイルを提供する動的タイルと顔検出の展開、18言語に対応する自動翻訳キャプションを紹介している。さらに、会議のメモやビデオスニペットのリアルタイムでのキャプチャ、会議の概要の参加者への送信などにもDuet AIが活躍する。
ほかにも、Google ChatにおいてDuet AIと直接チャットすることで、コンテンツに対する質問や、スペースで共有されているドキュメントの概要取得、見逃した会話の確認が可能となっており、Gmailのスマートリプライを強化し、シングルタップで返信の下書きをしてもらうこともできる。
なお、Duet AIにおいても、ユーザーのプライバシーとセキュリティを重視するGoogle Workspaceの方針は継承され、Duet AIとのやりとりはプライベートに保たれる。他のユーザーからデータを盗み見られることがないのはもちろん、Googleも許可なしにユーザーデータをモデルのトレーニングに使用することはない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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