米Amazon Web Servicesは、メール送受信サービス「Amazon Simple Email Service(SES)」メール受信機能を東京リージョンなど世界7カ所のリージョンでも提供を始めると9月8日(現地時間)に発表した。
Amazon SESは、顧客への案内メール送信や、問い合わせメール受信など、大量のメールを送受信する用途に適したサービス。メール送信に利用すれば、受信者になりすましメールだと誤認識させることなく、短時間で安価に大量のメールを送信できる。APIから機能を呼び出すこともできるため、プログラムで自動的に生成したメールを送信するシステムを構築することも可能だ。
メール受信に利用するときは、問い合わせメールをまとめて受信して、その内容をデータベースに保存したり、メールの内容に応じた自動処理を実装することなどが可能だ。もちろん受信メールからスパムやウイルスを検知して排除したり、信頼できない送信元からのメールを拒否するなどのセキュリティ対策の機能も備わっている。
これまで、Amazon SESのメール受信の機能は米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)の3リージョンでしか提供していなかったが、今回からアジアパシフィック(東京)のほか、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(シンガポール)、欧州(フランクフルト)、欧州(ロンドン)、カナダ(中部)、米国東部(オハイオ)の計7リージョンでもメール受信機能を提供するようになった。Amazon SESの利用料金はメール送受信1000件当たり0.1米ドルから、送信メールへのファイル添付や、固定IPアドレスの利用などはオプションで別料金となる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です