サイバーリンクは、顔認証APIプラットフォーム「FaceMe Platform 5.4」を9月14日に発表した。本サービスは、分散と冗長化バックアップ機能を兼ね備え、さまざまなOSをサポートしている。
「FaceMe Platform」は、「顔の特徴点抽出」「1:1顔照合(比較)」「1:N顔検索」「画像解析」「クオリティチェック」「なりすまし防止技術」など、豊富な顔認証APIを提供し、あらゆる顔認証アプリケーション開発ニーズに対応している。また、APIテストツールも付属しており、開発者は最小限のコーディングで評価を行うことができる。
本サービスの新バージョンとなる5.4には、同社が開発するAI顔認証エンジン「FaceMe」の最新版に加え、オンライン上で本人確認を行うeKYC(Electronic Know Your Customer)技術に必要な多くのAIモジュールが追加された。さらに、モバイルアプリとの連携を行うための新しいAPIも追加され、ユーザーのプログラム容量が大幅に削減された。
今回、管理者向けコンソールページが追加されたことから、開発者はシンプルなWebインターフェースで、「デモ」「テストツール」「開発ドキュメント」「サンプルコード」などを含む全ての開発リソースに簡単にアクセスできる。加えて本バージョンでは、開発者が新規ワークステーションを手軽に追加できるようにするため、ローカルネットワーク内の管理用セントラルサーバーを自動的に検出する機能が追加された。同じネットワークに接続された管理サーバーリストからワークステーションを選択するだけとなり、IPアドレスの入力が不要になった。Dockerコンテナのサポートも追加され、開発者はRed Hat Linuxへのインストール展開を簡単に行える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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