米Amazon Web Servicesは、Amazon EC2 M2 Pro Macインスタンスの一般提供を、9月19日(現地時間)に開始した。
今回、一般提供が開始されたAmazon EC2 M2 Pro Macインスタンスでは、12コアのCPU、19コアのGPU、32GiBのメモリ、16コアのApple Neural Engineを搭載したM2 Proチップを搭載したMac miniが利用可能で、高速なThunderboltインターフェースで接続されたAWS Nitro Systemによって有効化されており、既存のM1 Macインスタンスと比較して最大35%のパフォーマンス向上を果たしている。
これらのMac miniは、最大10GbpsのAmazon VPCネットワーク帯域幅、最大8GbpsのAmazon EBSストレージ帯域幅を備える、完全に統合されたコンピューティングインスタンスとして提供され、macOS Ventura(バージョン13.2以降)をAMIとしてサポートする。
Amazon EC2 M2 Pro Macインスタンスの利用を開始するには、Mac専有ホスト(自分専用の物理サーバ)をAWSアカウントに割り当てる必要があり、割り当て後は専有ホスト上の1つのインスタンスとして、macOS環境の起動・停止・開始が可能になる。また、他のEC2 Macインスタンスと同様に、macOSライセンスに合わせて最小割り当て期間が24時間の、専有ホストテナントをサポートしている。
なお、Mac専有ホストが不要になった場合は、実行中のMacインスタンスを終了して、基盤となるホストを解放できる。ただし、Mac専有ホストを解放するにはmacOSライセンスの関係上、割り当てから24時間が経過している必要がある。
現時点では、Amazon EC2 M2 Pro Macインスタンスは米国西部(オレゴン)と米国東部(オハイオ)のAWSリージョンにて利用可能だが、近日中に他のリージョンでも利用できるようになるという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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