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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

2023年上半期のELB、Amazon RDS、Amazon SESの注目アップデート! NLBではセキュリティグループのサポートが開始

第14回 ELB、Amazon RDS(Aurora)、Amazon SES

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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。本記事では、2023年上半期に発表されたELB、Amazon RDS(Aurora)とAmazon SESの注目アップデート情報を紹介します。

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はじめに

 前回の記事では、2023年上半期に発表されたEC2やVPCに関する注目すべきアップデートを紹介しました。本記事では、上半期を通じて公表されたELB、Amazon RDS(Aurora)、Amazon SESの3サービスに関するアップデートについて、これは押さえておくべきというアップデートを紹介します。

Network Load Balancerでセキュリティグループのサポートを開始

 Network Load Balancer(以下、NLB)で、セキュリティグループ(以下、SG)のサポートが開始されました。このアップデートを待ち望んでいた人は多いのではないでしょうか。

 AWSのロードバランサーELB(Elastic Load Balancing)には、利用頻度の高いものとしてALB(Application Load Balancer)、NLBの2つが挙げられますが、ALBはSGをサポートしているのに対して、NLBは仕様としてSGがサポートされていない、というのはAWS利用者の間で有名な仕様であったと思います。

 上記の仕様により、NLBを用いたアーキテクチャで通信制御をする際には、NLBを介さずにバックエンドにアクセスすることが可能となってしまったり、バックエンドのコンポーネントに付与されたSGのルールが複雑になってしまったりする等の課題がありました。

 今回、NLBでSGがサポートされたことにより、上記の課題を解決する、よりきめ細やかかつシンプルな通信制御が実現できるようになりました。

NLBのSG有無によるアーキテクチャの違い
NLBのSG有無によるアーキテクチャの違い

 今後、NLBを利用したアーキテクチャの設計時には、このアップデートを考慮した設計が必須になると思います。

 利用にあたる考慮事項は公式ドキュメントをご参照ください。

 その中でも多くの方に影響がありそうな事項として、NLBにSGをアタッチするためには、NLBを作成したタイミングでSGのアタッチが必要になるという点が挙げられます。

 SGをアタッチしない状態でNLBを作成してしまうと、作成後にはそのNLBにはSGがアタッチできないため、注意が必要です。

SGをアタッチしてNLBを作成した場合は、別途アタッチするSGの変更は可能です。

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Amazon Aurora、Amazon RDSのMySQL、PostgreSQLで延長サポートを提供

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この記事の著者

橋原 朋央(株式会社NTTデータ)(ハシハラ トモヒロ)

 2017年にNTTデータに入社。 入社以来、小売・流通業界や金融業界に対して、パブリッククラウドを活用したシステム構築、運用に携わる。 興味のある領域は、コンテナ、CICD、IaC(Infrastructure as Code)等。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/18427 2023/10/06 11:00

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