米Microsoftは、セキュリティ対策ソフトウェア「Microsoft Defender」の個人向け版に、2つの新機能を追加して提供すると9月21日(現地時間)に発表した。
2つの新機能は、「Credit Monitoring」と「Privacy Protection」。前者は、個人の信用情報を守る機能であり、個人名、クレジットカード番号など、個人を特定できる情報を手がかりにWebを監視し、不正な取引や、クレジットカード発行などの活動を検知したときに、個人に知らせる機能。個人になりすました不正な活動による被害を最小限に抑えることができる。
後者は、公衆Wi-Fiなどの安全性が低いネットワークからインターネットに接続するときに役立つ機能。このようなネットワークでは、通信盗聴などの手段で情報を窃取される恐れがあるが、新機能では通信相手のWebサイトやアプリケーションに対して自身のIPアドレスを隠したまま通信を可能にする。さらに、通信をVPN(Virtual Private Network)で暗号化することで、通信経路の途上で通信を盗聴したり、改ざんすることができないようにする。
個人向けMicrosoft Defenderは、Microsoft 365 PersonalあるいはFamilyのサブスクリプションを契約しているユーザーに提供する。ちなみに今回発表した2つの新機能は2023年10月2日から米国でのみ利用可能になる。日本での提供予定は未定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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