米Googleは、分散リレーショナルデータベース(RDB)サービス「Cloud Spanner」の処理性能を最大で50%引き上げ、ノードごとのストレージを最大4TBから最大10TBに拡張した。
Cloud Spannerは、データの一貫性を保ちながら、スケールアウトで処理能力拡張が可能なRDBサービス。Googleは今回の性能引き上げによって、1ドル当たりの処理能力がAmazon Web Servicesの「Amazon DynamoDB」最大2倍に改善したとしている。今回の性能引き上げでは、ユーザーが何らかの操作をする必要はなく、従来と同様の料金で提供する。
性能を引き上げたCloud Spannerは、単一リージョン構成ではasia-east1(台湾)、asia-northeast2(大阪)、asia-south1(ムンバイ)、asia-southeast1(シンガポール)、australia-southeast1(シドニー)、europe-west3(フランクフルト)、europe-west4(オランダ)、southamerica-east1(サンパウロ)、us-east4(バージニア)9リージョンで利用できる。複数リージョンの構成では、asia1(東京と大阪)、nam6(バージニアとサウスカロライナ)、nam8(アイオワとバージニア)、nam14(バージニアとモントリオール)で利用できる。今後はほかのリージョンでも性能を引き上げたCloud Spannerを利用できるようにしていくとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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