米OpenAIはChatGPT PlusとChatGPT Enterpriseのユーザーに向けて画像生成AI「DALL-E 3」の提供を10月19日(現地時間)に開始した。
DALL-E 3は前世代版の「DALL-E 2」に比べてプロンプトからの詳細な指示の理解力が上がり、より精細で細部まで精密に描写した画像を出力する。また、暴力的な画像や性的な画像、嫌悪感を煽る画像など、好ましくない画像を出力しないよう、多段階で出力を制御しているという。そして存命のアーティストの画風に似た画像の出力や、存命の著名人の肖像画の出力も制限している。
OpenAIはDALL-E 3で出力した画像を識別するツールを内部で開発しており、現時点では未修正の画像ならば99%以上、切り抜きや縮小、JPEG圧縮などの加工が入った状態では95%以上の精度でDALL-E 3で出力した画像を識別するとしている。ただしこのツールで認識できるのは、DALL-E 3で出力した画像である可能性が高いということまでであり、決定的な結論を出せるものではないとしている。そしてこのツールの公開についても何も公表していない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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