米Google Cloudは、コンテナプラットフォームである「Google Kubernetes Engine(GKE)」のプレミアムエディション「GKE Enterprise」を、11月15日(現地時間)に一般提供する。
GKE Enterpriseでは、GKEとAnthosの利点を統合した直感的なコンテナプラットフォームとなり、統一されたコンソール体験を実現しており、複数のチームにわたる開発とデプロイの速度を向上させるとともに、簡単かつ安全なビジネスの実行を可能にしている。
また、ワークロードをグループ化して、フリートごとにカスタム構成とポリシーガードレールを適用することで、機密性の高いワークロードを分離してクラスタ管理を特定のチームに委任できる、フリートチーム管理機能が提供されている。同機能を使用すれば、ワークロードの実行および管理だけでなく、ログ、リソース使用率、エラー率、その他のメトリクスを、すべて独自のクラスタと名前空間のセットにスコープして、表示することが可能になる。
あわせて、Java、Go、JavaScript、Pythonの言語パッケージスキャンと脆弱性検出を提供するAdvanced Vulnerability Insightsも一般提供される。検出された脆弱性は、OSの懸念事項、構成ミス、セキュリティ情報とともに、GKE Security Postureダッシュボードおよび「Concerns」タブにて確認できる。なお、GKE Enterpriseでは追加料金なしでAdvanced Vulnerability Insightsを有効化させられる。
ほかにも、マネージドガバナンスとポリシー制御、マネージドサービスメッシュが付属するとともに、シンプルで直感的なコンテキスト内オブザーバビリティダッシュボードを備えているため、プラットフォームの管理にかかる時間や労力の削減が可能になり、本来の業務により注力できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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