Teradataは、同社製品としてクラウド初のサーバーレスAI/MLエンジン「Teradata AI Unlimited」のAWS対応版「Teradata AI Unlimited on AWS」をAWS Marketplaceでプライベートプレビューを提供開始したことを12月11日に発表した。
「Teradata AI Unlimited」は、BYOM(Bring-your-own-model)機能により、Amazon SageMakerや他のAI/MLサービスで学習したモデルをインポートし、シームレスに活用することができる。Jupyter Notebook、Microsoft Visual Studio Code、Microsoft Excelなどさまざまなツールから、Parquet、CSV、JSONなどのOpen File Format経由し、AWSのデータにアクセスできる。
データはAWS上のどこにあってもアクセスでき、高コストのデータ移動や時間のかかるデータインフラ管理が不要になる。コンピュートリソースは、無制限にスケールし、また自在にスピンダウンすることができる。また「Teradata AI Unlimited」は、データの探索と発見に利用した時間のみ課金される従量課金モデルにより、コストを最小限に抑え、コストの超過や時間のかかるプロビジョニングのリスクを低減する。
今後、Apache IcebergやDelta LakeなどのOpen Table Format(OTF)をサポートするデータレイクへのアクセスできるようになる予定。開発したAI/MLのプロトタイプは、BYOM機能により、VantageCloudの本番環境にスムーズに移行し、大規模に運用することができる。
同サービスは、AWS Marketplaceにて一部のユーザーを対象にプライベートプレビューを開始している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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