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Microsoft、クロスプラットフォーム機械学習フレームワーク「ML.NET 3.0」をリリース

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 米Microsoftは、.NET開発者に向けたオープンソースのクロスプラットフォーム機械学習フレームワークであり、カスタム機械学習モデルを.NETアプリケーションに統合できるML.NETの最新バージョンとなる、「ML.NET 3.0」を11月27日(現地時間)にリリースした。

 ML.NET 3.0では、TorchSharpで構築されたTransformerベースのニューラルネットワークアーキテクチャによって支えられた、オブジェクト検出APIが追加されている。

 また、ML.NET 2.0で導入されたテキスト分類機能のTorchSharp RoBERTa上に、自然言語処理に欠かせない質問応答(QA)と固有表現認識(NER)が構築され、ML.NET 3.0で利用可能になった。

 あわせて、データ分析および機械学習プロセスのすべての段階において、高度に最適化されたアルゴリズムのビルディングブロックを提供することによって、データ分析の高速化に役立つライブラリであるIntel oneDAL(Intel oneAPI Data Analytics Library)が利用できるようになっている。なお、Intel oneDALはインテルおよびAMDのCPUに搭載されている、64ビットアーキテクチャのSIMD拡張機能を利用する。

 さらに、AutoML(自動機械学習)関連では、AutoML Sweeperが文章の類似性、質問応答、オブジェクト検出をサポートするようになったほか、SetDatasetで利用され、サンプリングキー名の容易な設定が可能なSamplingKeyColumnNameが実装された。また、BinaryClassificationにおいてAutoZeroチューナが実験的に使用可能になるとともに、モデルの最大数を指定するExperimentSettings.MaxModel、メモリ需要、仮想メモリ使用量、ディスク残量を監視できるAutoML.IMonitorが追加されている。

 ほかにも、データフレームに関するさまざまな改善や、Tensor Primitivesの統合によるパフォーマンス改善など、数多くの機能追加・改善が行われた。

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