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注目イベント情報

開催直前! アジャイルリーダーのためのイベント「Women in Agile Tokyo 2024」とは?

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 アジャイルコミュニティでの女性の活動を支援する、グローバルな非営利組織「Women in Agile」。基調講演スピーカーや公募で集められたスピーカーを交えて、2回目となるハイブリッドイベント「Women in Agile Tokyo 2024」が2月6日に開催されます。本記事では、実行委員会がWomen in Agileの見どころについて紹介します。

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Women in Agile Tokyo 2024 開催概要

  • 日時:2024年2月6日9:00~17:30
  • 形式:ハイブリッド開催
  • オフライン会場:大崎ブライトコア 3階(〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-15)
  • 参加費:オンライン1000円、オフライン5000円
  • 公式サイト
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Women in Agile Tokyo Conferenceとは?

 Women in Agile Tokyo Conferenceは、企業でアジャイルを実践し、普及を支援する「アジャイルリーダー」のためのイベントです。

 背景として、IT業界では技術革新や顧客ニーズの変化が早いなか、より柔軟な適応力と自律的な協働が求められています。しかし、旧来型の開発手法や男性中心の組織運用が枷となり、女性を含む多様な人材がリーダーシップを発揮しづらい環境がいまだにあります。

 そこで本イベントでは、自ら変化を起こしたい方々とともに、パフォーマンスが発揮されやすいコミュニケーションや働き方の仕組み、キャリア形成に関する事例等を共有・議論しあい、明日からの行動に繋げていく行動変容を促進することをねらいとしています。

 スクラムチームだけではなく組織のマネージャー、ダイバーシティ推進者など立場の異なる方々が集まる学びの場なので、テーマもアジャイルに限らず、身近な働き方から、組織運営方法・ジェンダー問題など幅広くテーマを持ち寄ることができます。

 また、本イベントの最大の特長は、ジェンダーの壁を作らず、参加者同士で自発的にアジェンダを持ち寄り議論していく形式であることです。名前も「Women」と冠していますが女性限定の活動ではなく、いつかはこの冠を取ることがあるべき姿だと考えています。

 2023年年末のNHK紅白歌合戦に「ボーダレス」というテーマが掲げられていましたが、まさしくこのカンファレンスも「ボーダレス働き方会議」です。あらゆる多様性を尊重できる安全で健全な職場作りを自分たちの手で作るため、以下のようなことを1日かけて実践します。

  • 実践的なノウハウや、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、アイデアを共有する
  • 仲間やメンターを見つけ、悩みがあれば相談する

2024年カンファレンスの新たな取り組み

 2023年のカンファレンスをさらにパワーアップさせ、いくつか新しい取り組みを取り入れました。

1. スピーカー公募

 多くのカンファレンスで登壇機会が募集されていても、敷居が高くて応募しづらいと、感じたことはありませんか。私たちはセッションスピーカーに初めて挑戦する方々を積極的にサポートし、多様な声をカンファレンスに反映させることを目指しています。あなたの経験や知見が、他の参加者にとって新たな発見や学びの源泉となることを期待しています。

2. ハイブリッド開催

 様々な形で参加ができるよう、ハイブリッド開催形式を取り入れてみることにしました。話し合ってみたいアジェンダを出し合い自由に話し合う「Open Space」はオンサイトのみですが、キーノートと公募スピーカーによる発表はオンラインで聞くことができます(後日オンライン配信も予定しています)。

スピーカー公募にかける思い・背景

 人の前に立って何かをする(発表をする、執筆をするなど)ことへのチャレンジについて、Women in Agile(Global)発起人のJamieは「いつか私も、あの人たちのように登壇したい」とグローバルアジャイルトレーナー・Lyssa Adkins に相談したそうです。女性がはじめて発表しやすいような場所を提案して作ればいいのでは?と背中を押され、Women in Agileの活動が始まったそうです。それ以来さまざまなカンファレンスで、Launching New Voicesという10分枠セッションを通じて、未経験者の女性たちが国際カンファレンスで発表できるよう支援をしてきた背景があるようです。私たちもこの流れを取り入れようと思いました。登壇することは、緊張もプレッシャーも感じるかもしれませんが、きっと大きな勉強になること間違いありません!

2024年キーノートスピーカー

 第2回のキーノートスピーカーには、日本体育大学体育学部教授でコーチングエクセレンスセンター長である伊藤雅充先生にお願いしました。アジャイルとスポーツは親和性が多くあります。そんなスポーツの世界では、コーチという役割が選手やチームにどのように影響を与えるのでしょうか?

 また、スポーツコーチの世界でも男性が多いなか、女性コーチを増やす取り組みをしている伊藤先生に、その理由や背景、実際の取り組み内容等についてお話ししていただきます。

 大学組織の中で新しい概念やアプローチ普及にチャレンジしている点について、新しいチャレンジだからこその失敗体験や学び、工夫されている点など、アジャイルリーダー・支援者の皆さんにも多くの学びがあるのではと思います。

Women in Agileとは?

 Women in Agileはアジャイルコミュニティでの女性の活動を支援する、グローバルな非営利組織です。参加者がジェンダー等に関わらず平等に関わることができ、様々な専門知識や表現を活かしあえる機会を創出することを通じて、女性のキャリア向上や業務推進に関する問題解決を促進します。また、それらを通じて、コミュニティと企業の関係性により価値のある流れを作ることを目指しています。

こんな人におすすめ

  • アジャイル開発に携わる/今後携わりたい女性

     ソフトウェア開発者、スクラムマスター

    • マネージャー、経営者、コンサルタント、コーチ
  • 上記のような女性を応援/支援/採用したいすべての方
  • ソフトウェア開発におけるジェンダーギャップがもたらす生産性の低下について問題意識のある方
  • 組織のDiversity, Inclusion and Equality を推進したい方
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この記事の著者

Women in Agile Tokyo実行委員会(ウィメンインアジャイルトウキョウジッコウイインカイ)

 Women in Agile Tokyoでは、100人の女性アジャイルリーダーを創出する Women in Agile Japanのビジョンに向けて、年に一度イベントを開催・運営しています。運営メンバーはアジャイルコーチやプロジェクトマネージャーなど多様なバックグラウンドがあります。ボランタリーで活動しているため、カンファレンス以外の各種イベントなどは不定期となっていますが、DiscordやFacebookグループなどで相談やコラボレーションのご提案はいつでも受け付けています。 Women in Agile Japan Discord リンク Women in Agile Japan Facebookリンク

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/19002 2024/02/05 12:00

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