博報堂DYホールディングスは、全国の15〜69歳の生活者を対象に実施した、「メタバース生活者定点調査2023」の結果を4月12日に発表した。同調査は、2023年11月に行われている。
調査結果によれば、メタバース関連のサービスを認知している人は40.5%と、2022年実施の調査結果(36.2%)と比較して4.3ポイント上昇し、メタバースの認知率が上がっていることが明らかになった。メタバース関連のサービスを利用したことがある人は8.4%に達している。
メタバース利用層の趣味は、「テレビゲーム」が34.0%(全体よりもプラス13.0ポイント)、「ゴルフ」が15.4%(全体よりもプラス9.3ポイント)、「ジョギング・ランニング」が19.0%(全体よりもプラス9.3ポイント)、「ジム・フィットネス」が16.3%(全体よりもプラス7.2ポイント)と、ゲーム以外の趣味を持つ生活者もメタバースを利用していることがわかる。
また、性格は「ゲームをプレイすることが好き」(61%)に次いで、「いつも楽しそうだねと人に言われる」(28.4%)、「ノリがよく、ハメを外すこともある」(28.8%)が高く、コミュニケーション能力がある程度高い層であることがうかがえる。
メタバースを利用したことによる影響としては、「メタバースを利用したことによって、自分の興味領域が広がった」(16.5%)がもっとも多く、「メタバースを利用したことによって、もっと多くの領域について詳しくなりたいと考えるようになった」(14.0%)が3位にランクインした。
メタバースへの平均課金額は年間71230円で、カテゴリ別でみると「ゲーム体験」が6907円(4860円減)、「買い物体験」が13425円(2092円減)と、主要なカテゴリでの課金額はそれぞれ減少している。一方で、「旅行」は21265円(6591円増)、「アバター購入」は11552円(5916円増)、「リラックス体験」は9140円(3738円増)、「スポーツ観戦」は12573円(3096円増)と、ゲーム以外の一部の領域での課金額の増加が明らかになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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