米Googleは、同社の開発・提供する生成AIであるGeminiを、最新モデルとなる「Gemini 1.5 Flash」へ、7月25日(現地時間)に無料アップグレードした。
Gemini 1.5 Flashでは、回答の品質とレイテンシを全面的に改善し、とりわけ推論と画像理解を顕著に改善している。また、Geminiのトークンを4倍の32Kに増やしており、より長い会話を交わしたり、より複雑な質問をしたりできるようになった。
近日中には、より大きなコンテキストウィンドウを最大限に活用すべくGemini Advancedにて導入されている、Googleドライブ経由またはデバイスから直接ファイルをアップロードする機能も追加する。
あわせて、Geminiにおける幻覚を減らすとともに、より多くのことを学べるWebサイトの探索を容易にする取り組みの一環として、事実検索のプロンプトに関連コンテンツへのリンクを表示するようにした。
さらに、一部のAndroid搭載端末において2024年のはじめに搭載された、Google MessageでGeminiと直接チャットをすることが可能な機能を、フランス語、ポーランド語、スペイン語といったより多くの言語にて利用できるようにするとともに、Geminiモバイルアプリをさらに多くの国で展開している。
ほかにも、近日中に40超の言語において、10代のユーザーに対してGeminiへのアクセスを可能にする。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です